2020/07/10
6ヶ月齢、トイプードルの女の子の症例です。
左後肢の跛行、座り方の違和感を主訴に来院されました。
身体検査、レントゲン検査を行い左後肢膝蓋骨内方脱臼グレード3と診断しました。
膝蓋骨内方脱臼(膝のお皿が体の内側に脱臼してしまう状態)は小型犬に多く発生する病気です。
グレードが軽い場合は多くが経過観察や内科療法をする場合が多いですが、グレードが進んでしまうと骨の変形を起こしてしまうため、外科的治療を行います。
この子は跛行の症状が出ておりグレードも進んでいるため、脱臼を整復する手術を行いました。
術式としては内側広筋リリース術、外側関節包の縫縮術に加えて若齢であるので滑車軟骨形成術を行いました。
術後、膝蓋骨の脱臼は無くなり、少しずつお散歩をし始めています！
