2020/06/02
13歳、パピヨンの女の子の症例です。
健康診断での直腸検査の際に、結腸を圧迫するように存在する腫瘤が触知され、レントゲン検査でも同様の部位に腫瘤が確認できました。超音波検査で腫瘤は下行結腸背側より発生している疑いが高い事がわかりました。
発生部位、形態的に平滑筋腫と言われる良性の腫瘍の可能性がある事、便が細くなり出づらいなどの臨床症状がある事などを踏まえ、開腹下での腫瘤切除を行いました。
腫瘤は結腸背側より発生し、周囲との癒着も認められませんでした。
術後、病理検査では平滑筋腫と診断されました。
現在は便の太さも元に戻り、元気いっぱいの生活を送っています。