2020/04/02
1歳、日本猫の男の子の症例です。
ご家族が右後肢の挙上に気付き来院されました。
触診にて大腿部に強い痛みを感じたため、レントゲン検査を実施しました。
レントゲン検査の結果、大腿骨中央部の螺旋状骨折を認めました。
骨折した症例の中には一般状態の悪化や内臓の傷害を受けている症例もいるため、しっかりと全身状態を検査し、手術予定計画を作成した上で手術を行う事としました。
大腿骨骨折の術式としてはプレートを用いた方法や、ピンとワイヤーを併用した方法、創外固定などがありますが、今回は2つ目の方法で行いました。
術後、骨折が治っている事を確認しピンの抜去を行いました。
現在は足を気にする事なく元気に過ごしているようです。